株を買うメリットは、株主としての権利が与えられることにあります。
まず株主は、会社の利益の配当を受けることができます。
株式は利益の配当を受ける権利の証でもありますから、
会社の利益の成長と共に株式自体の価値も上がります。
つまり、その会社の株を持っている人は、
資産価値も増えるということになりますよね。
また、1株が2株に分割されるというような株式分割が行われることがありますが、
その株式分割があれば、持っている株数がそれだけ増えますので、
株式分割によっても資産が増えます。
つまりは、株を買うということは、資産を増やすために、
お金を”株主の権利を買う”という形で運用することでもあるのです。
ただし、会社の事業がうまくいかずに利益が減ってしまえば、
配当が減ったり、株の価値が下がってしまうこともあります。
そんな場合には、株主総会で経営にモノを言ったり、
頑張って欲しい会社を激励することもできます。
株を買うデメリットとしてあげるなら、
株価(株の値段)が常に変動することになるだろうか。
株の本来的な価値は会社の利益や資金によって変わるものですが、
実際に株式市場で売買されている株式は
”利益があがるだろう”あるいは”利益がさがるかもしれない”といった
思惑によって株価は動いています。
それによって株価が下がれば、
当然その株を持っている人の資産額も減るということになります。
さらには、その株を発行している会社がつぶれてしまうと、
株の価値はゼロになってしまいます。
株は、値下がりしたり、価値がゼロなってしまうというリスクがあることを、
十分に理解しておきましょう。