株式投資を始めるなら、きちんと経済のことわかってないとダメなのでしょうか?
確かに、証券会社で何かわからないことを言われたら、
最低限の知識がないと、ごまかされる危険性もでてきます。
でも経済のことってそんなに難しくないと思います。
専門用語はちょっと難しいかもしれませんが、
構造的には実はたいして難しくはない気がします。
経済のこと分かってなくても、とりあえず習うより慣れろで、
ちょっと株を買ってみるっていうのもアリだと思います。
私も株式投資始めたころは経済のことほとんど分かってませんでした。
今もわかっているかどうか疑問ですが、、、(汗
余裕のあるお金でとりあえず少し株を買ってみる。
その株価が動くことによって勉強していくほうが分かりやすいですよね。
他人事じゃなくなるし、、、
そうすれば経済にも自然と目が向くようになるんじゃないでしょうか。
まずは接点を作って、興味が自然とわいてくる状態にするのがおすすめです。
以下に株の値段に影響を与える経済の動きをいくつかまとめておきます。
株価を決めているのは企業の業績だけではなくて、
アメリカが下がると日本も下がるみたいな外部的要因もあります。
現在は世界の経済ってつながっているので、
たとえばアメリカがおかしくなってしまうと
日本もおかしくなってしまいます。
なぜかというとアメリカは日本のものをたくさん買ってくれています。
しかしアメリカの景気が悪くなったら買う余裕がなくなって
日本はダメージを受けて景気が悪くなる。
景気が悪くなったら日本の企業も儲からないだろうということになり
株も売られていくというような感じで
ちゃんと必然性があって連動しています。
それから金利も株価と関係があります。
金利は基本的に景気と連動していて、景気が悪いときは金利は下げられます。
なぜかというと、金利が低ければお金を借りやすくなるからです。
借りやすくなるとお金回りがよくなり、景気がよくなる方向に向かいます。
景気がよくなったら、会社の儲けが増えたりして株価は上がるようになります。
逆に、バブルのときみたいにお金回りがよくなりすぎて過熱してきたら、
それを抑えるために金利を上げる必要がでてきます。
金利が上がってお金が借りにくくなればお金回りが弱まって、株価は上がりにくくなります。
あとひとつ、為替も株価と関係があります。
日本の景気がよくなると、ドルよりも円を欲しい人が増えるので、
円の価値が上がって円高に進みます。
つまり日本が評価されているということになりますので、
円高に進むという状態は、単純にいうと日本の株価にはプラスになります。
しかも、円高に進むときには海外の人から見たら、
円の資産をもっていると有利になりますから、
海外からお金が入りやすくなります。
だけどマイナスの面もあります。
日本の輸出企業は円高になると困りますよね。
アメリカは円が高くなるとドルをたくさん払わなければならなくから、
あまり日本のものを買わなくなってしまいます。
そうすると輸出企業はダメージを受けて、株が売られる面も出てきますよね。